おせちの中の料理に若桃甘露煮という黄緑色のものが入っているのを見かけます。
若桃甘露煮を知らなかった頃は「おせちの中にちょこっと黄緑色が入ってて彩りがいいな」ぐらいに思っていました。
はじめはそこのお店のおせち料理にだけ入っているのかと思っていたのだけど、若桃甘露煮のことを知った後は、市販のおせちの中にけっこう見るようになりました。
ということは、数の子→子孫繁栄を祈る・田作り(ごまめ)→五穀豊穣を願うなどのように
若桃の甘露煮には何か意味があるのでは?
おせちの中に若桃甘露煮が入っている意味
若桃甘露煮の若桃にはいつまでも若々しくいられますようにという願いが込められています。
海老のうま煮が「腰が曲がるまで、健康で長生きできますように」だから、セットで食べると、ずっと若々しく長生きできそうですね^^
若桃の若という言葉が若さにつながっているように思えますが、この若桃には桃由来のセラミドがたくさん含まれているそうです。
セラミドって美肌のための保湿成分だから、「いつまでも若々しくいられますように」というのも納得がいきますね。
若桃甘露煮とは?
さて、若桃甘露煮の鮮やかな黄緑色の果実は、桃というより青梅のように見えますね。
小粒で色が黄緑でも桃なんです。
若桃の形や色は、和風おせちにも洋風おせちにもオードブルにもそれでも合わせることができますね。
若桃甘露煮は甘いし色も鮮やかで小ぶりだから、おせちに入れるだけでなく、デザートに入れたりお菓子の材料にしたりと使う幅は広がりそう。
若桃甘露煮は中の種まで丸ごとパクっと食べれるのです。
若桃の甘露煮は自分で作れる?
若桃で甘露煮を作るには、簡単に言うと若桃をゆでる⇒砂糖を入れて煮詰める。
ほかの果物でも作る甘露煮やシロップ漬けやジャムと同じ要領で作れるのだけど、この若桃って入手しにくいです。
若桃甘露煮の入手方法
若桃の実は果樹園や農園などで購入できるかもしれないけど、若桃の実の時季って夏なのでおせち料理を作る時季には生の若桃ってないです。
だからおせち料理に若桃の甘露煮を入れるなら、若桃甘露煮として売っているものを購入するのがまちがいないと思います。